春の中条。MWC.WORKSHOPさんの工房を訪ねに。
4/5よりOrcheにて開催していますMWC.WORKSHOPさんによる「木から生まれた暮らしの道具」。
多くの方にご好評いただいており、この企画のために遠方からお越し下さる方もちらほら。
大変うれしい限りです。
さて、そんな中、MWC.WORKSHOPさんの工房を訪ねに行ってきました。
工房は長野市の中条(旧中条村)というところにあり、
時間帯によってはOrcheから30分くらいで行く事ができます。
道中は、道がうねっているので慣れていないと怖いかもしれませんが、
山桜や若葉が美しく、運転するのも楽しい道のりです。

工房自体は主要道路の脇道を入り、急な坂道をよっこいしょっと上ると現れます。
この日は突然の訪問にも関わらず、コバヤシユウジさんと奥様のエミコさんが揃って迎えてくださいました。
玄関を入ると、すぐ右側が工房、正面がギャラリーショップ、左側がスタッフルームです。
まずは、工房へ…ということで中に入らせていただくと、かなりの広さに驚きます。
(※制作中のものが多いということで、撮影は遠慮させていただきました)
続いてふわっと香ってくる木のいい香り!
聞けば、昔は養蚕工場だったところを改装して、工房にしたとのこと。
そのためか天井も高く、広いがっしりしたつくりです。
工房内では、家具をつくるための機械、カトラリーをつくるための機械、
と場所ごとにいろいろな機材が並べられています。
コバヤシさんは、家具とカトラリーや小物などを同時制作されるそうですが、
こういった進め方をするのは珍しいやり方だそうです。
そして、とにかく手が早いのが特徴で、見ている前であっという間にカトラリーを整形していました。
また、片隅には薪ストーブが置いてありました。
「端材を燃やすために設置したの。ここで薫製もできるよ」とのことで、
実際にハムの薫製をつくってお昼に食べたりしているのだとか。
真剣なものづくりの場所ですが、あたたかく楽しそうな雰囲気のつまった工房でした。

工房を見せていただいた後は、ギャラリーショップへ。
こちらの床や壁も、すべてご自分達で改装されたそうです。
電気のスイッチのレトロな具合、床板を一枚ずつ貼ったりと、
細部までこだわりが感じられる居心地のいい空間。

Orcheでも販売させてもらっているカッティングボードやバターナイフをはじめ、
靴べらや木のおもちゃなどが、たくさん置いてあります。
ひとつひとつに木の種類が書かれていて、手触りや色が木によって違うことがよくわかり、
思わず一つずつ触りたくなります。

ギャラリーの奥には、このようなスペースもあり、家具の展示販売もされています。
もともとは京都のインテリアショップで注文家具製作に従事されていたコバヤシさんですが、
「いろいろと遊べるのは照明です」と、いくつか実際につくられた照明を見せていただきました。
(写真上部の照明もコバヤシさん作)
家具は、人が座ったり使ったりと長く使う物なので、強度や耐久性を考えると
なかなかアレンジをすることが難しい時があるそうです。
その点、照明はアレンジしやすくいろいろな挑戦ができる物なのだとか。
あまりそういう観点から照明を見た事がなかったので、なるほど!というところ。
そのほかにも、つくられるものひとつひとつについてお話していただきました。
つくる人とお話していると、ふだん気づかないことに気づく機会がたくさんあり、
「目からウロコ」とは、まさにこのこと!とわくわくしてしまいます。

と、そんなふうに盛り上がっている所へ奥様が呼びにきてくださり、
「お昼まだですか?よかったら」と、スタッフルームにてお昼をごちそうに!
キャベツとベ−コンチーズのホットサンド、オレンジという素敵なお昼。
もちろん、うつわは全てコバヤシさんがつくられたもの。
実際に食事に使ってみると、その滑らかな質感や重さがちょうど良く使い勝手のよさに驚きました。
部屋の中はストーブが小さくついて暖かく、ガラス窓からは光が差し込んで、いろんな鳥の声が聞こえます。
窓を開けると、目の前には春の近づく山と川。
「そこの川では熊の親子が見られるよ」とか「もうすぐそこらの桜が咲くよ」というお二人。
Orcheから30分くらいのところに来たとはとても思えないような、満ち足りた時間を過ごさせていただきました。
旅行に行くと「生の情報は現地にしか落ちていない」という言葉をよく耳にしますが、
ものづくりの現場でも同じことが言えるのだと思います。
つくり手がどんな場所、どんな環境の中でものをつくっているのか、
なぜそこでなければいけないのか、といったことは、
やはり現地に行って、その温度を感じなければわからないことが多くあります。
なかなか実行できていませんが、Orcheではこれからも、
つくり手の方に会いに行き、その想いを使う方に届けたいと思います。
MWC.WORKSHOPさんの展示販売は5/6(月)まで。
Orcheに来る際には、ぜひ中条の工房にも訪れてみてください。
===
MWC.WORKSHOP「木から生まれた暮らしの道具」
期 間:2013年4月5日(金)〜 5月6日(月)
時 間:12:00〜19:00
定休日:毎週水曜日/第1・3木曜日
*MWC.WORKSHOPさんのギャラリーは、今期より日を決めてオープンされています。
スケジュールは下記ページ内のカレンダーをご覧になってください。
http://www.mwcworkshop.com/about.html
MWC.WORKSHOP ホームページ
http://www.mwcworkshop.com/
多くの方にご好評いただいており、この企画のために遠方からお越し下さる方もちらほら。
大変うれしい限りです。
さて、そんな中、MWC.WORKSHOPさんの工房を訪ねに行ってきました。
工房は長野市の中条(旧中条村)というところにあり、
時間帯によってはOrcheから30分くらいで行く事ができます。
道中は、道がうねっているので慣れていないと怖いかもしれませんが、
山桜や若葉が美しく、運転するのも楽しい道のりです。

工房自体は主要道路の脇道を入り、急な坂道をよっこいしょっと上ると現れます。
この日は突然の訪問にも関わらず、コバヤシユウジさんと奥様のエミコさんが揃って迎えてくださいました。
玄関を入ると、すぐ右側が工房、正面がギャラリーショップ、左側がスタッフルームです。
まずは、工房へ…ということで中に入らせていただくと、かなりの広さに驚きます。
(※制作中のものが多いということで、撮影は遠慮させていただきました)
続いてふわっと香ってくる木のいい香り!
聞けば、昔は養蚕工場だったところを改装して、工房にしたとのこと。
そのためか天井も高く、広いがっしりしたつくりです。
工房内では、家具をつくるための機械、カトラリーをつくるための機械、
と場所ごとにいろいろな機材が並べられています。
コバヤシさんは、家具とカトラリーや小物などを同時制作されるそうですが、
こういった進め方をするのは珍しいやり方だそうです。
そして、とにかく手が早いのが特徴で、見ている前であっという間にカトラリーを整形していました。
また、片隅には薪ストーブが置いてありました。
「端材を燃やすために設置したの。ここで薫製もできるよ」とのことで、
実際にハムの薫製をつくってお昼に食べたりしているのだとか。
真剣なものづくりの場所ですが、あたたかく楽しそうな雰囲気のつまった工房でした。
工房を見せていただいた後は、ギャラリーショップへ。
こちらの床や壁も、すべてご自分達で改装されたそうです。
電気のスイッチのレトロな具合、床板を一枚ずつ貼ったりと、
細部までこだわりが感じられる居心地のいい空間。
Orcheでも販売させてもらっているカッティングボードやバターナイフをはじめ、
靴べらや木のおもちゃなどが、たくさん置いてあります。
ひとつひとつに木の種類が書かれていて、手触りや色が木によって違うことがよくわかり、
思わず一つずつ触りたくなります。
ギャラリーの奥には、このようなスペースもあり、家具の展示販売もされています。
もともとは京都のインテリアショップで注文家具製作に従事されていたコバヤシさんですが、
「いろいろと遊べるのは照明です」と、いくつか実際につくられた照明を見せていただきました。
(写真上部の照明もコバヤシさん作)
家具は、人が座ったり使ったりと長く使う物なので、強度や耐久性を考えると
なかなかアレンジをすることが難しい時があるそうです。
その点、照明はアレンジしやすくいろいろな挑戦ができる物なのだとか。
あまりそういう観点から照明を見た事がなかったので、なるほど!というところ。
そのほかにも、つくられるものひとつひとつについてお話していただきました。
つくる人とお話していると、ふだん気づかないことに気づく機会がたくさんあり、
「目からウロコ」とは、まさにこのこと!とわくわくしてしまいます。
と、そんなふうに盛り上がっている所へ奥様が呼びにきてくださり、
「お昼まだですか?よかったら」と、スタッフルームにてお昼をごちそうに!
キャベツとベ−コンチーズのホットサンド、オレンジという素敵なお昼。
もちろん、うつわは全てコバヤシさんがつくられたもの。
実際に食事に使ってみると、その滑らかな質感や重さがちょうど良く使い勝手のよさに驚きました。
部屋の中はストーブが小さくついて暖かく、ガラス窓からは光が差し込んで、いろんな鳥の声が聞こえます。
窓を開けると、目の前には春の近づく山と川。
「そこの川では熊の親子が見られるよ」とか「もうすぐそこらの桜が咲くよ」というお二人。
Orcheから30分くらいのところに来たとはとても思えないような、満ち足りた時間を過ごさせていただきました。
旅行に行くと「生の情報は現地にしか落ちていない」という言葉をよく耳にしますが、
ものづくりの現場でも同じことが言えるのだと思います。
つくり手がどんな場所、どんな環境の中でものをつくっているのか、
なぜそこでなければいけないのか、といったことは、
やはり現地に行って、その温度を感じなければわからないことが多くあります。
なかなか実行できていませんが、Orcheではこれからも、
つくり手の方に会いに行き、その想いを使う方に届けたいと思います。
MWC.WORKSHOPさんの展示販売は5/6(月)まで。
Orcheに来る際には、ぜひ中条の工房にも訪れてみてください。
===
MWC.WORKSHOP「木から生まれた暮らしの道具」
期 間:2013年4月5日(金)〜 5月6日(月)
時 間:12:00〜19:00
定休日:毎週水曜日/第1・3木曜日
*MWC.WORKSHOPさんのギャラリーは、今期より日を決めてオープンされています。
スケジュールは下記ページ内のカレンダーをご覧になってください。
http://www.mwcworkshop.com/about.html
MWC.WORKSHOP ホームページ
http://www.mwcworkshop.com/
2013年04月21日 Posted byマルジュウ at 12:00 │Comments(0) │まちの社交場 暮らしの道具 Orche
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
|
|
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 |